一言で高校数学の勉強のやり方といっても目指す目標によって学習法も変わります。ここでは、目指す大学受験の種類別に最適な学習法を考えてみたいと思います。

目指す大学入試の種類で学習法は変わる

大学入試は大きく分けて3つのタイプがあると思います。3つのタイプとは、推薦入試、実力による一般入試、そしてAO(アドミッション・オフィス)入試です。最近は推薦入試やAO入試が増加傾向にあります。ここではそれぞれがどんな入試であるかということには触れませんが、自分がどの受験を目指すかということで数学の勉強法も必要な数学力も変わってきます。自分の状況を考えて数学の学習に取り組みましょう。

推薦入試を考えている皆さんの数学の学習について

推薦入試での大学入学を考えている皆さんの最優先に考えるべきは、学校の評定を上げることです。当然普段の生活面も大切です。同様以上に大切なのが学校の定期テスト結果です。中間テストや期末テストの結果は評定に大きく関係してきます。熊本県の高校によっては春・夏・冬の長期休み明けの課題テストも成績に入ります。

ということは、定期テストで点数が撮れる勉強が必要ということです。高校にもよりますが、熊本市のほとんどの高校の定期テストの問題は進研模試などの模試の問題に比べたらはるかに簡単です。したがって。教科書や高校で使っている問題集の内容を中心に行う勉強が大切になります。極端な言い方ですが、学校で習う内容さえ完璧にしておけば模試の成績は関係ありません。

一般入試での受験を考えている皆さんの数学の学習について

一般入試での大学合格を考えている皆さんは、学校のテストも大切ですが、進研模試などの問題もある程度解くことができる数学力が要求されます。学習している単元とはいえ、教科書と模試でははるかに難易度が違いますから、到達しないといけないがレベルが高くなります。

教科書レベルで足りないということは、例えば黄色チャートや青チャートのようなレベルの問題まで解けるような実力を身に付ける必要があるわけです。模試の結果も気にしながら学習に取り組む必要があるでしょう。

※AO入試は少し特殊なので省略します。

最後に

以上の様に、目指す大学入試の選考方式によって要求される数学のレベルが変わりますから、自分がどこの大学を目指し、どの先行方式で受験するのかということをできるだけ早い時期に考え始め、しっかりと数学の勉強に取り組むべきだと思います。