
数学が〝解ける〟ことと数学を〝教えることができる〟ことは決して同じではありません。特に習う生徒が数学が苦手な生徒の場合は、その差が顕著に表れることでしょう。
そこでこのページでは数学の問題を解くことと教えることとの違いに着目し手みたいと思います。数学が苦手で本当に克服したいと思って学習塾を探している皆さんは是非参考にして塾を探してみてください。
数学を解くことと教えることの違い
数学の問題を解くことができるということと教えることができるということでは必要とされる理解度と知識量が絶対的に違います。教えることができるということは問題を解く力以外に以下のようなことが要求されます。
- 教える内容の完全な理解
- その問題の難易度を把握できる力
- 生徒の理解度・習熟度の把握力
- かみ砕いて分かりやすく説明する力
- しっかり理解させようと思う気力
高校数学の克服のお手伝いができるためには、問題を解く力以外に最低でも上記のような力が必要とされます。1つずつ詳しく説明したいと思います。
1.教える内容の完全な理解
「きちんと理解できていなければ解くこともできないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、案外そうでもありません。解くだけであれば完全に理解できていなくてもやり方を覚えているだけでもできます。しかし説明となるとそうはいきません。自分が完全に理解できていないものを他人にうまく伝えることができるはずがありませんからね。
2.その問題の難易度を把握できる力
例えば基本ができていない生徒に東大の入試問題を教えても理解できるはずがありませんよね。数学を克服しようと思ったら、習熟度に応じて必要な問題のレベルというものがあります。ですから、講師が問題のレベルを間違えてしまえば、決して要領よく数学の力を伸ばすことはできないでしょう。
3.生徒の理解度・習熟度の把握力
これも重要ですね。簡単すぎる問題の説明に時間をかけたり、逆に難しすぎる問題を教えたりと、生徒の理解度や習熟度に合っていないレベルの内容の問題を説明したり演習させたりしても思うような効率は上がりません。理解すべきレベルの選択をしてあげることも講師にとっては重要な役割です。
4.かみ砕いて分かりやすく説明する力
数学が苦手な生徒に説明するときは、内容によってはかなりかみ砕いて説明してあげる必要があります。教科書の例題を真似るだけでは生徒は理解してくれません。当然ですよね。それができないから数学が苦手なんです。ということで、分かりやすく具体的でかみ砕いた説明が必要となります。
5.しっかり理解させようと思う気力
最終的にはこの〝やる気〟というやつが講師にも必要な要素となります。「この生徒の数学を絶対に克服させよう!」という気持ちが生徒を真剣に見つめ把握することや教え方の研究などにつながります。大学生の単なる学生アルバイトでやる気や責任感もなく形だけ教えている講師では数学の克服の手助けは難しいと思います。
最後に
以上、数学の問題が解けるということと教えることができることは違う理由をまとめました。いろいろな科目がある中で特に数学は苦手な生徒が多い科目です。数学を克服したい皆さん、良い講師を探し、頑張って数学を克服してください。